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音楽評論ブログ、ブルバへようこそ。

よく聞いていますし、よく歌っていますね。

 今日は、西野カナさんの、「トリセツ」を。
 
 西野さんの楽曲を聞くおり、一番気になるのが、前期・後期の、作詞のひりひり感が、若干違うところです。もっと、自分史であっただろう、前期の「たとえ どんなに…」であるとか、もう難解の極みの、「SAKURA, I love you?」とかと比べて、なんか、「トリセツ」(6枚目に入っています)は、簡単だなあ。とまず思います。
 
 たまに不機嫌になったり、あたしは、西野カナは、ぜんぜん、近年はしていないだろうことを、想定して書いています。怒るところなんて、スタッフは、決して見たことないだろう、と。彼女は、奥手な方にすら見えますし、はたまた、記念日の素敵なディナーが、回転寿司屋にすら見えそうなぐらいです(爆)。
 
 他の曲を聞いていても。ぐちぐちと自問しながら、よっしゃ、と叫んだりするぐらい、結構追い込まれるとポジティブになる、西野カナ、というのは、「君って」ぐらいの曲(これも前期)を、書いている際には、存在しなかった、なにかのように思えるとも、思います。そうですね、平たく直すと、なぜこれは「パッ」と短くしたのだろう、とか。はたまた、インターネットが好きなのは少女時代からだろう、とか。はたまた、でもスマホ文化が苦手そうだから、今もウィンドウズ使っていそう、とかね。
 
 ディテールが細かいのは、もっと細かくしたんだろうし。自分の経験を生かした、というよりは、誰かの気持ちに沿えるように、そうっと努力と工夫を凝らした。それとか、もっと大きな意味で、ファンやリスナーの、愛を踏まえて、とかね。
 
 そういう感じで、あたしたちの誇る、日本の歌手、西野カナは、歌を歌い。で、古風なところを、ちょくちょく感じさせてくれていると、思います。手紙が好きなんね。で、なんでもない普通の日の、サプライズが好きなんね。それはかつ物質(プレゼント)なんね。ああ。
 
 手紙を書くとき、カナはどうやって、便箋(最近の学生くんたちすまない)を、調達し。で、どんなペンで書くのか、考えてみたいぐらいです。ちなみに、カナはどんなスマホを使っているんだろう。やっぱりエクスペリアでしょうか。そこんとこも、気になります。
 
 「私たち」のクリップは、ガラケーでしたが(ピンクの)。しかも大量の…。
 
 自分やら、回りの人が、食い違ったりすることが、少なくなるように。あらかじめ、自分の取り扱い説明書があったら。きっと、誤解を少なくしたり、理解を円滑にできたり、はたまた、傷つけあって、拒絶したり、することもなくなると思う。それが「トリセツ」の説明ですね。
 
 カナは、宿命愛論者だと、あたしは感じています。彼氏になってほしい人に、付き合っていた彼女がいた、と考えると爆発する。そんなこと、実際にカナにはあるのだと、思います。
 
 それに、筆記具がすーごくこだわりがありそうですし(くどいか)。
 
 そうですね、なんか、ベストの一枚目と、二枚目ので、前期、後期と、分けるのが、カナは正しいんですけど。生まれ変わったかな、みたいに、差があり。そこんとこが、たぶんカナが気づいてほしい、面白味ある、含蓄だと思うので、また、もし良ければ、聞き直してみてあげてください。今日の「ブルバ」でした。
トリセツ

トリセツ

  • 西野 カナ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

  カナ、愛しているよ!(どこも)