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嵐「Turning Up」(19.11.03)

Turning Up

 ちょっと今日は、嵐「Turning Up」の味わい方を。そうですね、ブリティッシュっぽいR&Bって、日本のポップス(J-pop)には、珍しいですよね。アメリカのとは、ちょっと味わいの違う、日本語ならでは、という感じでもない。アイリッシュとかね、そういう言葉を使うんだろう、いいコード進行の、あっさりしているけど、歌曲で、いいですね。

 日本のポップスは、英語のじゃなくて、日本語で書かれているのが、差ですが。しかして、英語と、日本語、それと、例えばフランス語(?・笑)で。曲の響き方が、変わるのも事実です。同じ編曲パターンでも、ムードとオーラが違います。だから、そこんとこを、ちょっと抑えて、歌番組を見るようにすると、なかなか味わい深い、日々、自分が待っているかもしれませんね。どうですかね(笑)。

 歌詞がね、歌詞通りに歌っていない箇所がある、というのは、よくあることですよ。この曲は、<照れさえも>と記載されているところを、相葉さんが<生命線も>と歌っているように、聞こえると思うし、昨日一昨日見た感じだと(Mステで)、本当にそう歌っているな、と、思った次第。ボーイズコーラスグループは、どこでもありふれていますが、彼らのいいところは、やらしくないところ。後輩さんたち、そこ見習ってくださいね(笑)。

 フローが綺麗な、という言い方を、する際は。メロディの音符の運び方が、綺麗だ、という意味ですから、気をつけてね。本当にフローが綺麗。ランタイム(オケとメロディの間の感じね)も、素晴らしいです。あ、相葉くんが間違えているんじゃないんですよ。録音する時、歌手はそういう発想をよくします。下歌のときに<照れさえも>と歌っておいて、本歌の際に、<生命線も>と歌うと、こういう風になる。凄いいい感じです。

 なんかね、SMAPにありそうな楽曲だったなあ、と。ジャニー喜多川さんの、エレジーのように響いていますね。本当に、日本語の音楽が、今、アジアでも受けていて、こないだ、いろいろな街へ、彼らがジェットで向かったのを、知っていますが。毎日は、レボリューション、そういう時代と、日本は最近はちょっと違ったのですが、この19年の、終わりまで来たときね。令和元年の終わりというか(笑)。彼らの最後の疾走がね、素晴らしい日本の続きを築く、大きな力になるだろうと思っています。

 ライトで、いい感じの流れ方の、良い曲です。ここ大事に。