bluebirds

音楽評論ブログ、ブルバへようこそ。

ニッポンの立派なお父さんでしたね。

 今日は、ジャニー喜多川さんの、お別れの会が、東京ドームでありました。心から、ご冥福をお祈りしています。素敵な、文化に、あなたが、見出した、システムは、なりましたね。これから先も、ずっと、続けていきたい。いろいろな、人が、憧れでいっぱいになるだろう、システムです。

 あたしは、こういうショービジネスでなしに、普段、本当は、表現音楽の評論をする、作業をしたいと、思ってきました。ですが、それだけでなく、いや、それをないがしろにしてでも、成し遂げたいのが、あなたがたのような、博識な文化人さんたちの、伴奏だと、今日はそう思います。

 あたしにも、東京ドームのエレジーがあります。それは、あたしが、あたしになった、思い出深い、スピリチュアルな、エピソードでもあり、また、日本、時代に、深く刻まれたエチュードである、とある年の、神秘的な話です。

 先日も書いた、ミスチルの、1997年の公演の際のことです。今と違い、当時、すこし迫力の子足りない、コンサートだったなあ、と、ふと思い出しました。

 けれども、あたしにとっては、永遠の思い出になっている、良い夜です。

 少女時代、悲しいことが多く、涙を拭って歩こう、と決めた頃、それがそのドームの頃でしたね。で、それから幾年も経ち、21世紀を迎え。そうして、新世紀の始まりにふさわしい、美しいアイドルが、あたしたちの聖域に踏み込んでくれたのが、何よりも嬉しかった。そんな時間が、あたしには、ありました。

 あの頃、同時多発テロが、アメリカで起き。悲劇惨劇の中、横浜で、またミスチルを拝見しました。時代が流れ、もう一回横浜で、ミスチルを拝見した日。流れ星のように、ひとつ大きなことを見送りました。

 あたしは、この年、この時間帯に、しあわせな気持ちで、溢れそうだったことを、覚えています。けれど、その裏に、大きな悲しみが、あったこと。知らないでもないのです。

 ですが、この楽曲は、それを凌駕するほどの、美しいハピネス、前向きなシンドロームに、充たされています。

 ありがとう、ジャニーさんの一番の孝行息子だろう、滝沢秀明さんが主演だった、「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」(フジテレビ系)の、主題歌だったナンバーです。

 この曲の他にも、たくさんのミスチルの楽曲たちが、挿入歌等で、使われていました。

 今日は、ジャニーさんのために、そっと書いておこうと、思います。ベストアルバムバージョンでどうぞ。

youthful days

youthful days

 ありがとう、ジャニーさん。いつまでも理想通りの、あたしたちでありますように。