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Avril Lavigne / Let Go (02.06.04)

Let Go

 

 誰もが、イカサマでない若さを誇っているとき、はっきり言えば少女時代。こんな自分だから、大丈夫だ、と、言い募って、若干自分勝手に行動しているときというのは、それは若さだねえ、ははははは。と、つい41歳になれた、おばさんのあたしは、感じたりしますね。

 24歳のときも、そう思ってたけどね(笑)。そうですね、どうですか、17歳の、アヴリル・ラヴィーン。めっちゃいいと、正直思わなかったな、と、最初に、このアルバムで、反応したときのことを、思い出します。

 <いいほうだなあ>と、思った。筋が良さそうだなと、そこが気に入った。だから、この若いお嬢さんが、永遠になったら、どんなに気持ちいい、歌手になるだろう、と、そこを思ったんだなあ。嬉しいね。本当にそうでしょ(笑)。満点じゃないけど、いい人なんじゃないの? と、あたし、シェリルは、思ったのよ。あれから、もう、17年。倍の時間を、歩いてきた、あたしのアヴリル・ラヴィーン

 いつまでも、一緒に居たい。

 聞き続けたい、宝物です。

 あたしは、彼女の、このファースト・アルバム『レット・ゴー』が、日本盤をリリースするちょっと前、まだアメリカ盤しか出てなかった頃に、パワープッシュで聞いて、随行することにした、アヴリルの、保護者のつもりの(笑)、ブロガーです、よろしく。

 ちょっと自信過剰の。ちょっと生意気な。頭の良すぎる。そうして、自分勝手でない。そんな、金髪の、<青春の姫>と、あたしは信じている、美しい女性に、いつだって、イエス。そうやって、歩いてきた、17年です。なんで、このきれいなお嬢さんは、金髪にして、碧眼に見えるように、加工を自分に施したのだろう、と、よく、ちょくちょくあたしは、ニタニタしながら、思います。

 理由は、わかります。見たこともない憧れを、追ったからです。もう、瞼に焼き付いた、残像が、どうしても、あなたを、あなたじゃない人に、したかったからでしょう。だから、行くわ。というのは、そりゃ、もう女の勝り気、そのものです。

 最強不屈のロック・プリンセスです(爆笑)。女として、こんな気のせいせいする、女の中の女は、あんまりいません。バカみたいにきれいで。賢くて。そこがあんまりわかってもらえてなくて(笑)。そこもすごい好き。

 そのうち、自分でなくなって、そこの引き際もすーごく強引で。そこもすごく好き。ね、背の低いあなたが、映ってるその様が、あたしの青春です。