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西野カナ『Love Collection 〜mint〜』(13.09.04)

Love Collection ?mint?

 これらは、私は、ピンク→ミント、と。30曲連続で、聞いたほうがいいかと思います。行動の軌跡と言いますか。そのときどきの、彼女の人生の流れが、よく繋がっているいい、流れになっていると思います。

 この5年前のベスト以降、もうちょっとだけ、オープンなスタンスの楽曲ばかりが、彼女の楽曲として、リリースされていますが。初期のいい、シングルの多い彼女らしい、シングル曲の多いベストアルバムを、聞いていますと、大きな時代律のように、最後までひしひしと、本音が繋がっています。

 こちらのほうは、地味な、けれど、歌詞の鋭角さのある、いいダイナミックな楽曲群で、埋まっています。ラストの「Always」が、一番私には、印象的な楽曲で、大きい声で、とんとんと歌われると、すごく感じるものがあって、ついつい聞き返してしまいます。

 それにしても、それでも(だいじょうぶですけども)、結構地味なのが、激しいほうですよね。いいなあ、人柄だなあ、と思いますが、あなたはどう思いますか? カナやんは、英語が特技ですけども、また、日本語が、きれいなひらがなでいい感じですけども、そこが特にいいところだと、みんな覚えてあげてください。

 どうしても、忘れたくない出来事というのは、身体的に染み付いていて、振り返っても、どうしてもついてくるものなんだ、と、以前、友人から聞いたことがあります。

 悲しい恋愛を歌った曲がありますが、音楽をしていく上で、説得力とメロディの強度は比例します。それでも、実話のほうが、入りはよく、メロとしては強くなりますが、それをあまりしないように。はたまた、正確に伝わるように、と、作詞の題材を、重視した製作を、彼女はされています。

 胸元で、大きく広げながら、高い声で、より高くハイピッチを取るのが、西野カナの歌唱法です。私は、彼女が、こっそり混ぜている、遠い美しい出会いと、別れのことを歌った歌を、聞いて。呆然とするぐらい、祈りに満ちた、これからの人に、伝えていきたい、夢のようなテーゼを、思いました。

 あなたが、揺るぎない翼を得て、信頼できる男性を、見出し。過ぎた幸福も、夢見てもらって。大好きな歌手と、なんとなくではなかった、日々のこととか。はたまた、もっと大きな、笑顔に満ちた暮らしのためにも、しあわせになっていこう、と、思ってほしいのです。まず、この日々の向こう側へ、あなたも私も、行きましょう。とりあえず、こんな風で。