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ロックバンドに夢を見るのは、

 正直、素晴らしいことだなあ、と、思います。あたしは、思い出深く、青春時代に知り合った、GRAPEVINEという、今は男性が3人でされている、美しいロックバンドが好きです。何が、なんで、どうして、と、いつも人間は、不安になると移り気になりがちな、生きものですが、もう何年も、何年も経つけれども、ボーカリストが書いた、美しいラブソングが。また、人間愛に満ちた、開かれていくような、アンチテーゼに満ちてさえも、ある、ストレートなロッキンが。どうしたって、あたしの中で、ロックバンドという行動の、麗しさを、携え、ああ、と、その美しいリリシズムに、歌を歌うこととはちょっと違う、憧憬を覚えることに矛盾がございません。

 昔、幻冬舎から出ていた小説で、「リトル・ガール・トリートメント」という、彼らの楽曲のタイトルが、登場していて、ああ、やっぱり、夢はこう見るものだなあ、と、思ったのですが、どんなやつだったか、本のほうは、忘れてしまいましたね。

 うん、あんなに熱心に、男として、真剣に、作品へ賭けた、彼の情熱と、根性。そうして、ちょっと情けないところに、いつも、友人のようなつもりで、微笑みながら、聞くのが、あたしの常でございます。

 今日は「リトル・ガール・トリートメント」を。

 いつも、裏手側をそおっと、覗きこんでいます(爆笑)。