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表層論とは何か。

 時々考えますが、世界というのは、なんかハリボテのような気がして、いろいろな人の創意工夫の結晶として、人々の憧れというのが、あるように思います。

 椎名林檎さんの、ベストアルバムがリリースされました。若い頃、『無罪モラトリアム』が好きで、よく、アイワの携帯型カセットプレイヤーで、桑名市の市街地で聞きながら、歩くのが好きだったな、と、思い出します。

 あたしは、椎名さんよりひとつ年上の、椎名さんと全然違う性格の自分ですが。なぜ、難解な表現で、芸術的に、上を見ながら頑張ってらしゃるのだろう、と、難しいパズルへ、挑みたいな、と思ったりするのですが。どう考えたら、どうしたら、この、美術理論のような音楽活動へと、発想しながら、続けてこれた。

 その、言い方が少し悪いかもしれないけれど。ユニークですよね。なんでこうするんだろう、と。受けを狙いに行くわけでもあるまいし(笑)。彼女が聞いたら、どう思うのだろう。あたしは、脳内シナプスの案配が、どんな感じに、彼女のはなっているんだろうと。そこがね、わかんなくて、そういう人は少ないので、なるほど、どうしたら良いんだろう、と。思うのは、思うのですが、それにしても、リスナーさんはどういう感じで、生活の伴奏として、彼女の、ふてくされた少女のまま、凛々しい人になった、その姿を、見つめながら、生きているのだろう、と、思いますが、というのが、表層論でございます(深いですか・笑)。