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未来へ続くエピソードが

今日は、あたしが大好きだった、黒沢健一さんという、素晴らしいシンガーソングライターのご命日です。2年経ちました。生きていらっしゃれば、50歳であった、48歳で、脳腫瘍で亡くなった、地味な顔立ちの、彼を、すぽっと忘れることなど、ないと思います。


黒沢さんは、バンドユニットL⇔R(エルアール)の、コンポーザー兼、リードボーカルで、ユニットが活動休止後、ソロシンガーソングライターとして、2016年まで、生きた、素敵な人です。悲運な彼のことを、理解していなかったなあ、と、ちょっと思う節も、あたしにもありますが。亡くなられてから、いっぱい彼の曲を、聞いています。正直、まだ、聞けていないところが、たくさんあります。でも、薄情なラブソングが、どれだけの、真摯な想いで、書かれたものだっただろうかと、優しい声に、涙を拭いながら、あたしも、今も、生きています。悲運だったんだな、と、理解できるように、なりました。


黒沢さんの曲は、ファンクが多く、独特のエモーショナルな節回しに、キレのいい、歌詞が乗っており、最高の楽曲だなあ、と、思えるもの、ばかりです。デビューは、1991年でしたね。ミスター・チルドレンと、同期のバンドでした。ミスチルは、もうちょっとカラフルな、コミカルな、いい楽曲が多いですが、黒沢さんのも、負けず劣らず、いい楽曲ばかりなので、もし、よろしかったら、各種定額配信でも、聞いていただけると、あたしが、喜びます。


ロックンローラーとは、こういうものだと、よく思いました。服が好きで、革ジャンが特にお好きであったであろう、彼を、すごくいつも思いますし、離れていくこともありません。彼が、命を終えられるとき、生きた記憶を、生のものとしては、失くしてしまいます。でも、かけがえのない、大切な想いだけは、消えないであるはずです。時折、そう思います。人生で、不遇な目に遭い、それでもやっていくと、あなたが、決めた際。何を生きがいに、何を思って、真っ直ぐに歩いていったのか、わかる気がします。


二度、コンサートを拝見したな、と、覚えています。


いつも世界中で、期待はずれの、出来すぎたニュースが、毎朝、あたしなら「おはよう日本」ですが、をつけるたんびに、かかっていますね。報道にまつわる、事実、虚偽等は、あたしは、あるものだと、信じています。


あなたが、実際に誰を思い、何を描いたのか、反芻するぐらい、考え込んでみた、あたしでした。実際には、どうであったのか、もちろん、あたしに知る術は、ありません。けれど、あなたが、夢に見た、悲しい女性が、どれほど笑顔絶やさず、最期の道を歩いただろうか、と、そこんところは、あたしでも、わかるつもりです。


それにしても、淡く、懐かしい、夢のような楽曲ばかりです。いつまでも、聞いていようと、心に決めてあります。いつも、健ちゃん、ありがとう。