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GLAYの「HOWEVER」のことを

https://news.yahoo.co.jp/feature/1138

 ボーカルTERUさんのインタビュー。GLAYの話、読んでみて、ちょっとだけ書きます。

 「デジってみたり」という言葉がね、なんか脳裏をリフレインしています(笑)。あ、これはこのインタビューとか、はたまたTERUさんらの他のところの言葉ではありませんが。どこだったかな、ボーカルメロディのどっかのところが、デジタルみたいに、ピクトリアする箇所があるんだよね。「HOWEVER」のどっかで。<出会うのが遅すぎた>ってとこかな。

 この曲は、彼らの代表曲で、サビメロが、高く高く舞い上る、かつ、均整をとって歌ったりするとよい、名曲なんです。そう抑制の効いたいい歌唱で飾りたいものなんです。ところが、当時TERUさんが、本人が自覚も激しかったと思うんですが、声がね、理想を超えて満進したいところが、番手コーラスが、彼の当時の本分だと、足りなくて。出したい風に出せず、かすれたり、まったく出なかったり、大変だったんです(あの頃の歌番組を思うあたしシェリル)。

 メロディというのは、意外とところどころ二パターンぐらい考えつくほど、ちょっとした、いや大きな可能性がつきまとうものです。で、この曲のサビは、ダブルメロディと呼ぶ、この珍現象の最たるものにみえるほど、歌い手をそそのかすほどに、ふたつメロパターンがあるんですね。オーケーはね、均整をとってるほうで、TERUさんもまとめてらっしゃるんです。でも、コンサートですとか、歌番組ですとかは、もう高く高く声を音程を張り上げて、届かぬ声に涙を拭って、歌っていらっしゃったものです。

 それをね、ちょっと最近思い出したんです(笑)。で、今、シングル聞き返したりね、ここの分もしているんですけど。もうどうすることもできない。なんか本当に(今聞いているんですけど)、TERUさんこう歌ったんだったかぐらいの(笑)。こんな決めどころ多かったかと。歌詞が最後まで来るとさ、<幼さの残るその声>とかになるでしょ。こんなすごいの、何を思って、TAKUROさんは書いたんでしょうね。歌うひとの身にもなってほしいですよね。燃え燃えだろうけど(TERUさんの性格だと)。

 どっか矛盾がほのかにあるでしょ。ね。